5.3.10

「キャッシング」と「ローン」の違い

どちらも借金に違いない。
時代の流れで細分化が進んでおり、明確な定義はない。
用法は業者によって異なるところは注意。借りる前に、審査基準・利率・限度額・返済方法などの詳細をチェックしておかないと、トラブルの元になる。

「ローン」は英語:Loan(貸付金)が原義。
「住宅ローン」「教育ローン」「自動車ローン」のように、特定の資産を購入し、支払いのために融資を受けること。
傾向として、担保(借金のカタ)が必要。融資額は高く、利率は低め。返済方法は「長期分割払い」。

「キャッシング」は英語:Cashing(現金化)が原義。
保証人も担保も必要とせず、目的自由な現金を借りる金融業の形態。
ローンの細分化の結果、顧客に広く受けいれられたものといえる。
「現金化」とは、 本人の「信用力(つまりは借金返済能力)」に対して現金を貸すことのたとえ。
傾向として、無担保のため、融資額は低く、利率は高め。返済方法は建前として「短期になるべく一括払い」。

「キャッシングローン」とは、両者の組み合わせといえる。
金を借りるときはキャッシングの要領で無担保の現金、返済はローンの要領で長期分割返済となる。
というより、現在のキャッシングはだいたいこの形態で完成している。あとは顧客の立場に応じて諸条件が細分化されている。

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