5.3.10

「必須」「不可欠」の違い

必須:
「必須アミノ酸」「必須科目」「必須ツール」
どうしても必要なこと。「必要」よりも強いニュアンスを持つ言葉。必要は目的が感じられるが、必須は目的以前に必要とする強さを感じる。

不可欠:
「必要不可欠」「不可欠施設」
欠くことのできないこと。「必須」によく似た言葉。

「必須」も「不可欠」も「絶対に必要」という強い意味合いは共通している。
「必須」の「須」は「すべからく~する(当然、ぜひとも~する必要がある)」という意味がある。
「不可欠」の場合、「欠」に「一部分がかけて足りない。あるべきものがない」という意味がある。

「不可欠」だと「一部分だけあるべきものがない、これがなければ全てお終い」という「完全なのが当然」のレベルの強さを字面から感じる。
「必須」は字面だけなら「依頼の皮をかぶった強要」レベルのように思える。もちろん内容は字面より強く、「これがなければ全てお終い」という意味を含んでいる。
自分としては、意味は似ているが「不可欠」の方が「必須」よりも「絶対に必要」のニュアンスを強く感じられる。

「必要不可欠」は似た言葉を重ねて意味を強めているから、「不可欠」「必須」よりも「絶対に必要」ニュアンスが強くなると思う。

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